デンマーク家具の伝統×ユニークな革新性=ミナスキュール
この数年間、デンマークで最も影響力のある新世代のデザイナー【セシリエ・マンツ】が、「カジュアルなミーティングで使えるフォーマルなラウンジチェア」をデザインしました。それが【ミナスキュール】です。
フリッツ・ハンセンの新しい名作をご紹介します。
デザイナー「セシリエ・マンツ」って?
デザイナー「セシリエ・マンツ」は、国際的に有名な陶芸家ボーディル・マンツとリチャード・マンツ夫妻のもと、仕事と趣味が一体になった環境で育ちました。
一家はオズスヘアアズの廃校を改造して住み、古い体育館が大きな工房として使われていて、午後になるとセシリエ・マンツは兄妹と一緒に工房へ行き、釉の作業を手伝ったりしていました。
そんなデザインに関わる環境で育った彼女は1992年から1997年まで、デンマークのデザインスクールと、フィンランドのヘルシンキにある造形芸術大学で学び、早くから独立を望んでいたセシリエ・マンツは卒業の1年後には自身の事務所を設立しています。
「グレーのニュアンスが大好き」という彼女。
空からグレーのカーテンが下ろされたような、すべてがグレーになる冬の朝にコペンハーゲンの港を散歩することがあるそうです。
そこにはすべての色を吸い込んでしまいそうな独特の光があり、北欧のエッセンスを感じるそう。
そこから、彼女特有のストレートでシンプルな表現が作り出されているのです。
女性ならではの細やかなデザイン
セシリエ・マンツは「この椅子は、まわりの人々とやり取りしている人が、椅子に座りながら体の向きを変えて、隣にいる人と話すようなシーンを想定しています」と言っています。
「ミナスキュール」の座面の高さは40cm。一般的なラウンジチェアは30cm程のものが多い中、少し高めになっています。
これは女性なら一度は感じたことがあるかもしれませんが、スカートをはいている時など、あまり低い椅子には座りたくないものです。服装を気にせず、さらりと上品に振る舞えるようにと考えられた高さなのです。
さらにこの大きめのシェルは、後ろからどう見られているかとか、ポケットから何か落ちるのではということを考えなくて済むよう、守られたスペースを作っています。
女性ならではの細やかな目線から、この美しく、シンプルで機能的な「ミナスキュール」が作られました。
デザインの魅力を損なうことのない、心地よいクオリティ
「ミナスキュール」の彫刻的なシートのシェルは下部が丸く、張地の端は硬いレザーでパイピングが施してあります。
この端のディテールは、上質なレザーが現代的な手法で用いられていて、セシリエ・マンツが特に気に入っているポイントだそう。
美しいシルエットや魅力的なデザインだけでなく、細かいディテールにまでこだわった心地良いクオリティの一脚です。
サイズ/バリエーション/価格
ミナスキュールはフルパディング(張込)チェアです。
内側の張地は19種類のデザイナーセレクションで構成され、17色からお選びいただけます。
外側の張地はダークグレーとライトグレーの2色から選べます。
価格
¥136,000~
※価格は2014年9月現在の本体価格(価格は予告なく変更することがあります)
納期・保証
・納期 受注生産品 約4ヶ月
・保証 5年間
ミナスキュールシリーズの保証延長制度があります。詳しくは店頭にてスタッフにお問い合わせください。