みなさん、こんにちは。
ファブリック&アートギャッベ担当の眞野です。
以前のブログでもお知らせしましたが、
ついに!本当にイランまで行ってきてしまいました!!
今回はイランで実際に私眞野が見てきたこと、感じてきたことを、カテゴリごとに数回に分けてみなさまにご紹介したいと思います♪
※ アートギャッベを世界中にお届けしている、ゾランヴァリ社の社長のご子息 ラミンさんです。
今回の絨毯カレッジに参加していて、絨毯のスペシャリストを目指してみんなと一緒に頑張っています。
もちろんイランの旅も一緒です!
さて、まず全国のアートギャッベを取り扱うショップの方々と、アートギャッベ&ペルシャ絨毯のスペシャリストになるべく、
6月の初めにイランに行くための「イランや絨毯に関する知識」 と 「染め」「紡ぎ」「織り」などの技術の専門的な講習を6日間泊り込みで受けた上で、
内容の濃~い9日間のイランの旅へ出発!
カタール航空で関西国際空港からドーハの空港へ。朝日を浴びつつ乗り継ぎ、しばらくすると窓の外はどこまでも続く荒野とザクロス山脈。
そしてイランの首都、テヘランまで日本を出発してから約12時間…。
遠いようで案外近かったイランへ到着!
イランの首都テヘランの印象は、思ったよりも人も車が多くて、ところどころ緑があふれていて、近代的な建物もたくさんあります。
が、何年も工事途中の建物も多いんです。理由はまた後ほど…(笑)
そして、ビックリなことに信号機が少ないうえ車が信号無視したりっ!?、歩行者はどんな大きな道でも命がけで横断しなければいけないという日本では考えられないような交通事情…。
イランに着いていきなりのカルチャーショックでした(笑)。
今回の旅では、
アートギャッべの故郷、ザクロス山脈の遊牧民を訪ね、遊牧民テント宿泊体験をしたり、
ゾランヴァリの工場見学をさせていただいたり、
ペルシャ絨毯の有名工房を巡り人間国宝級の方にお会いしたり、
イランの世界遺産でもある歴史的建造物や貴重な展示物ばかりのミュージアムもたくさん行ってきました。
(もちろん、スペシャルなアートギャッべやペルシャ絨毯の買い付けもして来ましたよ♪)
その中で気づいたことは、アートギャッベやペルシャ絨毯の柄のモチーフは、歴史や建築物やモザイク、レリーフ、花木、いろんなところに絨毯に関わるルーツやヒントが詰まっていること。
そんなイランの歴史や文化を感じる名所のいくつかを今回はご紹介します。
まずはイランで一番有名な遺跡 『ペルセポリス』。
紀元前520年よりイランの歴史を見守ってきたイランのルーツとも言える場所。
灼熱の大地にいくつもそびえ立つ巨大な石づくりの建造物と細かなレリーフ。圧巻!!の一言です。
ここにもたくさんモチーフのヒントがあります。
たとえば、この王様がライオンを倒すレリーフはオールドギャッべにも好んで織り込まれているモチーフ。
そのほかにも、ライオン、ヒツジ、人、花、木、糸杉など、この遺跡には絨毯に織り込まれているモチーフがいっぱいです。
次にご紹介するのは『ガラスミュージアム』。
ガラスもイランからヨーロッパ、アジア、そして日本の正倉院にも伝わっていったとのこと。
外観からは想像もつかないような、重厚さとモダンさが共存するとっても素敵な展示スペースでした。
次は『カーペットミュージアム』。
ここに展示してある絨毯の数々はイランが誇る歴史ある国宝級のペルシャ絨毯ばかりで、年月を重ねた重厚さと精密さ・技術の高さ・そしてその美しさに圧倒されます。
特に凄かったのが、このペルシャ絨毯!
なんと立体的なんです!もうひとつはなんとリバーシブルなんです!
ちなみに、私のお気に入りのペルシャ絨毯はこれでした♪
歴史ある綺麗なペルシャ絨毯の数々に、一緒に行ったメンバーで同い年の加納さん(右写真・中央) とテンションあがってます(笑)♪
次にご紹介するのは、『ゴレスターン宮殿』。
宮殿内は撮影禁止でしたが、謁見のための大理石の大きな玉座や建物の外観に施された鮮やかに輝く美しいモザイクには、絨毯に使われるようなシンプルな文様がタイルで表現されています。
これはイスラム文化の特徴でもある、どこまでも繰り返されるアラベスク文様です。
このままだとかなり長くなってしまうので、今回はここまでにします(笑)。
次回は、私がイランでいちばんお気に入りだった場所「エマーム広場」など、イランの特に美しい一面をご紹介する
『イランから帰ってきました!!【その2】イランの文化・建物編 part.2』
も近日UP予定です!
アートギャッべの故郷、イランに実際に行って見て体験してわかった新たな一面を、これからもたくさんお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに♪