6月の「アレキサンダー・ジラード展」を振り返ってみました。
デザインの持つ力は偉大、強力、そして魅力的!
ジラード展にご来店頂いた方も、お越し頂けなかった方も、ジラードって何?誰?という方も。このレポートで、ジラードの世界観を少しでも味わって頂ければ幸いです。
Vitraに行って・・・
「アレキサンダー・ジラード展」の打ち合わせのため、まずは東京のVitra(ヴィトラ)にお邪魔してきました。
オフィスの中にはいたるところにジラードの小物がおいてあり、ユーモアがあってかわいくて、ちょっとほっこり&とてもハッピーな気分になりました。ハーマンミラーのジラードファニチャーと、ヴィトラの小物が一緒に展示される風景を思い浮かべながらのワクワク出張でした。
続々入荷
ジラード展に向けてアイテムが続々入荷。フォルム、色使い、手触り、、どれをとってもワクワクしてしまうジラードの世界。箱を開けるたびにテンションUP!
ジラードのクッションを置いただけで、インテリアにリズムが生まれます。リズムがあると暮らしは楽しくなる。そんな変化を実感してただける「アレキサンダー・ジラード展」です。
設営そして、いよいよスタート
デザインは世界に美しさ、楽しさ、官能性をもたらすべきです。
アレキサンダー・ジラードが残した言葉を思い出したのは、段ボールから限定のチェアを出した時。そう、本日は6月16日(木)から開催されるアレキサンダー・ジラード展の搬入日。
梱包を開けるたび、会場の設営が進むにつれ、スタッフの胸が躍ります。
ハーマンミラーの方に来ていただき、こんなに大がかりな設営。お店にどんどんデザインがあふれていきます。
ウッデンドール等の小物も手に取るたびに「可愛い!」「これが欲しい」と、作業が進みません。
中身の濃い勉強会も開催していただき、この想いを伝えたい気持ちでいっぱいです。
今回しか見ることのできないコレクターさんからお借りしている貴重なアイテムも多数。
人を元気にする魔法、彼の楽しく美しい世界。
色の魔術師と称されたジラードの空間づくりに驚きを隠せません。ワクワクするような色のある空間づくりは、国が違っても時代が違っても、暮らしに潤いをもたらし気持ちを高めてくれるものだな、と再認識。
ヴィトラのウォールレリーフは国内初公開!!!ほっこり(笑)
アレキサンダー・ジラードがデザインしたブラニフ航空の小物は「Swimsuit Department(スイムスーツデパートメント)」郷古隆洋さんからお借りしたアーカイブ。
今のようにデザインソフトがない時代に、これだけのアイテム全てをデザインしたジラードのエネルギーに圧倒されてしまいます。
レセプションの模様
vitra.さん、ハーマンミラーさんより講師を招き、アレキサンダー・ジラードについて深く深く掘り下げて、その世界を教えていただきました。たくさんのご参加、誠にありがとうございました。ジラードが好きな方々にもご満足いただけたようでしたら幸いです。
シンプル、ミニマルがあふれる現代の世の中、もし何かが物足りないとするのなら、「色」や「温もり」なのかもしれません。フォークアートに魅せられ、インスパイアされてつくり出される彼のデザインをお部屋に取り入れると、そこには温度が生まれます。そして見ているだけで楽しい気分になりますね。
新鮮なシェルチェア
今回の特別展示の目玉とも言えるのが、アレキサンダー・ジラードの生地が張られたイームズシェルチェアです。いつもと違った表情を見せるシェルチェアですが、ジラードデザインの生地とのデザインの相性が抜群。
同じミッドセンチュリーという時代をけん引した最強のタッグ、今回特別に数脚だけの限定品というのですから、もうマニアにはたまりません(笑)。
彼はブラニフ航空の空港ラウンジの家具をデザインした際に言いました「私のファニチャーデザインのグループはカメレオンの集まりです。本質は変わりませんが、環境に合わせて皮膚のテクスチャーや色が変化します。」と。実際にジラードデザインの生地がイームズのチェアに合わせ変化し馴染んでいます。
次はあなたのお部屋に合った色を選べば空間に馴染み、また新しいデザインの楽しさを運んでくれるでしょう。
ジラードのデザインや色使いには人を笑顔にする力があります。あなたの感性に訴えかけ、必ず「楽しい」の気持ちをくすぐってくれます。
ぜひジラードの遊び心を暮らしにひとつとりいれて、HAPPYを体感してくださいね。
ありがとうございました!