こんにちはスタッフの水野です。(前回からかなり間が空いてしまいました。ゴメンナサイ。) 前回Vol.1はこちらをクリック
お待たせしました!前回Vol.1に続き、イタリアはミラノで開催された大規模な家具見本市”ミラノサローネ”の報告第2段です!
世界最大規模の家具の祭典 ”ミラノサローネ” 視察してきました。
滞在2日目も朝からサローネ会場へ直行。
このスケールの大きさ、おわかりいただけるだろうか?
中央の通路を挟んで両側に巨大な倉庫のような建物(写真右)が全て展示会場。
端が見えないほど長い建物が8つほど24のブロックに分けられている。
なんとその広さは、見本市会場の総面積が約53万平方メートル、展示会場面積が約20万平方メートルと、東京ビッグサイトの約3倍の展示面積があるらしい・・・
この日も初日見ていない各ブースをまわっていきます。
イタリアを代表する有名なブランドも多数・・・
FLEXFORM(フレックスフォルム) (写真1枚目)
イタリアを代表するソファーブランド。アントニオ・チッテリオ氏がディレクターを務める。
決して派手なデザインではないが、ソファを中心に収納やディスプレイに豊かさ、高級感を感じます。
Porada(ポラダ) (写真2枚目)
日本ではアクタスショップで取扱。美しい造形に目が行きます。
細部にこだわったデザイン、イタリアの職人魂が伝わってきます。
Flou(フルー)(写真3枚目)
ベッドに革命をもたらしたといわれるイタリア随一の高級ベッドメーカー。
ベッドの美しさ、ベッドリネンの色使いやディスプレイが美しく、ベッドメイキングは勉強になる。
もちろんヤマトヤ・ワイズカーサ取扱ブランドも!
Carl Hansen&Son(カールハンセン&サン)
今や北欧ブランドの代名詞。ヤマトヤ・ワイズカーサも日本では正規取扱店になっています。
ハンス・J・ウェグナーのチェアを中心に多くの名作家具を生み出すデンマークのメーカー。
建築家 安藤忠雄デザインのチェアもいよいよ商品化!(写真2番目)世界からも注目されています。
今後もモーエンス・コッホのフォールディングチェア(写真3枚目)や、コーア・クリントのサファリチェアなど展示の予定! また、ブログ等で紹介していきますね。
会場内で、有名デザイナーも実際に目撃!
日本人デザイナーの吉岡徳仁のブースが・・・多くの報道陣から取材されていました。
海外でもその人気の高さがうかがえます。(写真1枚目)
Desalto社より発表された『Element』まるで彫刻のような造形でした。(写真2枚目)
家電の分野では韓国メーカーのSAMSUNG(サムスン)もブースがありました。
そこにはデザイナー カリム・ラシッドの姿が・・・(写真3枚目)
何やら携帯電話のデザイン画らしきものを描いていました。
PCやTVもサムスンの最新の技術力を目の当たりに・・・スゴイ・・・デザインもいい・・・
ヨーロッパでもその勢力は拡大がうかがえました。
駅、空港のいたるところでも広告を目にし、実際にモニターなど多く見かけました。
メイド・イン・ジャパンのソニーやシャープが完全に影を潜めてしまいました・・・
会場内 規模大きすぎ!!きりがありません・・・
建物もカテゴリー別に分かれていて照明メーカーだけの会場もあります。
当然、良し悪しは感じるところはあれど世界中の照明メーカーが集まっています。
中でもやはり目をひくのがヤマトヤ・ワイズカーサでも扱っているArtemideやFLOSなど・・・LEDの照明もどんどん進化していました。
写真5枚目はFLOSの新作。フィリップ・スタルクのデザイン。
自分のハットがランプシェードになるスタンドライト。
初日にUSMがかっこよく展開されていて気になっていたジャン・ヌーベルのブース、調べると今回のミラノサローネの見どころの1つでした。
再度、じっくり堪能・・・・・
フランス人建築家 ジャン・ヌーベル氏が生活の場と仕事場という2つの場面をいかに融合させるかを彼の独特なビジョンで展開!
1600平米ものスペースを独占。
“Office for Living”と題し、アパートメント・倉庫・家・高層ビルなどの空間を未来の”住居型仕事場”のプロトタイプとして展開していました。
その後は、初日と同様サローネ会場を出て、夕方はミラノ市内を散策。
ショールームや、ミラノのインテリアショップなどを巡りました。
市内あちこちでインスタレーションなども行われていました。
そしてこの日のもう一つの重要目的地へ到着!
フリッツ・ハンセンのショールームです。毎年新作がミラノサローネで発表されます。
〖昨年はSECILIE MANZ(セシリエ・マンツ)のminusculeミナスキュールが発表されました。〗
世界が注目する今年のフリッツ・ハンセンの新作!
そのレセプションパーティに参加するためショールームを訪れました。
ショールームの隣のカフェには実際にセブンチェアがズラリ・・・
素敵なオープンカフェは多くの人でにぎわっています。
この日は、フリッツハンセンの新作発表のレセプションパーティー。
DJが音楽を流す会場は、多くの人であふれていました。
気になる、今年のフリッツハンセンの新作は・・・・
スペイン人デザイナー、Jaime Hayon(ハイメ・アジョン)と取り組んだ ラウンジチェア〖Ro (ロオ)〗!
2011年にソファ[FAVN (ファウン)]を発表。
瞬く間に世界のトップデザイナーとなったハイメ・アジョン。
その彼の新作が今年のミラノサローネでお披露目となったのです!
会場にはハイメ・アジョン本人も・・・多くの人に取り囲まれていました。
前回のファウンともリンクする優しいシルエット!
包みこまれるようなちょっとゆったりとした掛け心地!
造りデザイン共に手が込んでいます!
コレクションの発表と共に世界7つの都市をイメージした特別なRoチェアの展示も行われていました。
会場の外のコンテナを覗くとハイメのインタビューの映像などが映し出されるインスタレーションもありました。
かなりの盛り上がりを見せてくれました。
しかし、なにせ人が多く新作チェアをじっくりと見ることができず、明日改めて出直すことに・・・
改めて、Fritz Hansenが 世界中から注目されるトップブランドである事を実感したパーティーでした。
ミラノサローネ2日目はこんな感じ!毎日がとても刺激を受ける視察です。
今回はここまで。長いブログにお付き合いいただきありがとうございます。
でもミラノサローネ視察の旅はまだまだ続きます。次回Vol.3もお楽しみに!
次回は最後に登場したフリッツハンセンの新作〖Ro(ロオ)〗チェアについて少し詳しく写真なども紹介したいと思います。