年に一度、春にミラノで開催される世界最大の国際家具見本市、ミラノサローネ! 世界中から最新のインテリアトレンドを一目見ようと30万人以上の人が会場を訪れます。 会場の広さ、なんと東京ドーム約11個分! 今年も見て、触れて、感じるためにワイズカーサのスタッフも参加してきました。 2016年のインテリアの動向を会場の様子と共にご報告します!
会場入口に立ってその規模の大きさと人の多さに圧倒されましたが、気合十分、期待を胸にいざブースへ!
まずはじめに見たのはベルギーのガーデンファニチャーで知られる『TRIBU』。緑と風が気持ちの良い今の季節にぴったりの椅子たちが並んでいました。
つづいては『Vitra.』。ジャスパーモリソンがデザインした新作のソファもお目見え。直線的なデザインでシンプルなかたち。それだけに張地の色や素材感で雰囲気がガラッと変わります。色彩を選ぶ楽しさが伝わってきます。特にイエローやグレイッシュなカラーは今年のトレンドカラー。初秋には弊社にも展示されますので楽しみにお待ちください。
つづいては『USM』。白色のユニットが並びます。USMは豊富なカラー展開も魅力のひとつですがブースは潔く白一色。 USMならではの両面からの使用できる点や自由度が生かされた展示。フリッツ・ハンセン社のスワンチェアも使われています。
こちらはミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアなどで知られる『Knoll』。圧倒的な雰囲気を出していました。今年のキーワードに天然素材も挙げられます。無垢材の家具をはじめ、大理石や麻、ウールの素材も多く見られました。
おなじみ『CARL HANSEN & SON』。見慣れたソファやパーソナルチェアもパステルカラーを纏っていつもと違った優しい雰囲気に。(写真左上)新しく商品ラインナップに加わるダイニングチェアも。(写真右上) Yチェアの座面のペーパーコードを張っているところの実演もありました。(写真右下) こんな風に一脚ずつ職人の方が丁寧に編み上げて私たちのもとへやってきてくれます。この工程だけでなんと2時間程もかかっています。カールハンセン&サン社の“クラフトマンシップ”の一端を感じて頂けるのではないでしょうか?
今年はなんとミラノサローネだけではなく、この後私たちはデンマークへと向かい『CARL HANSEN & SON』 社の工場も特別に見学させて頂きました。こういうところで、こんな想いを持って社として、職人として日々家具づくりに向き合っているのだなということを強く感じる機会となりました。皆様にも感じたことを少しでもお伝えできればとおもいます。続きは次回に。
ヤマトヤ・ワイズカーサ 安部