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東京出張~フリッツ・ハンセン勉強会~レポート

こんにちは。スタッフ小西です。
先日、東京青山のフリッツ・ハンセン社に行ってきました。

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今回は泊まり込みでフリッツ・ハンセンの魅力について勉強会。
再確認したこと、新たに知ったこと、そして惚れ直してきたこと。
その一部と、新商品!についてご紹介したいと思います。

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フリッツ・ハンセンの創業は1872年。今からなんと143年前です。創業当時は家具メーカーではなく、他社メーカーのための家具の部材を無垢材で製造する伝統的な木工会社だったそうです。

アルネ・ヤコブセン(1902-1971年)

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フリッツ・ハンセンを語るうえで忘れてならないのが、アルネ・ヤコブセンの存在。デンマークの有名な建築家であり、家具のデザイナーでもあります。

フリッツ・ハンセンではヤコブセンのプロダクトを数多く発表していますが、その作品が生まれた背景や、ヤコブセンがどんな人なのかなど、色々とお話を伺ってきました。
ちなみに、ヤコブセンはとても厳格な方で、お孫さんにとってはちょっと怖いおじいちゃんだったそうです。一方でガーデニングが大好きで、実は庭師になりたかったのだとか。

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「建物の中のことはすべて建築家により定義されるべきである」

ヤコブセンの考え方は明確でした。なので彼の作品は、いずれも手掛けたプロジェクトの理念に沿って手がけられたものです。ヤコブセンは建具から家具、ドアの取っ手や時計まで幅広くプロジェクトのためにデザインをしました。

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ヤコブセンが手掛けた名作たちの中でも一番著名なのがセブンチェア(1955年発表)。その3年前、ヤコブセンは製薬会社の食堂のために美しいシルエットを具現化した成形合板のアントチェアを発表しました。しかし実用面では、三本脚の不安定さと座面が小さいことから不評だったと言います。そのため、ゆったりと安定して座れる椅子をとデザインされたのがセブンアームチェアでした。今はアームのないタイプが定番になっていますが、もともとはアーム付きの椅子としてヤコブセンが世に送り出したものです。

今年はセブンチェアの発表から60周年という記念の年。60周年記念の限定モデルが発売されたほか、デンマーク人アーティストのタル・アールが、不朽のシルエットに新鮮な彩りを纏わせ、2015年からのニューカラーとして登場しました。

ポール・ケアホルム(1929-1980年)

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フリッツ・ハンセンの最高コレクションとして発表されているのが、ポール・ケアホルムの頭文字を取ったPKシリーズです。

非常に精密で、完璧。最高品質の素材を、最高峰の技術によってのみ製品化される、まさに特別なコレクション。

ケアホルムが発表した作品はそうは多くありません。昨今のプロダクトデザイナーが、様々なメーカーから次々と新製品を発表するのに対して、ケアホルムは長い月日もかけて1つの作品を納得いくまで調整・改善し続け、毎日自分の傍らに製作中の家具を置いて、眺めたり触れたりしながら、魂を込めて製造したのだそうです。デザインだけでなく、素材から構造、製造方法まですべてを完璧にプロデュースしたからこそ、ケアホルムは家具デザイナーでなく家具アーキテクトだと言われています。

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PKシリーズは、いずれもケアホルムの自邸のためにデザインされたものなので、住空間にとても良くなじみます。
極限までシンプルなシルエットと、低めですっきりしたデザインは、日本家屋にもぴったりですよ。

新作そして限定アイテムも

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新しく登場した大理石天板を用いた円形テーブル。

ヤコブセンデザインのベース(脚部)に組み合わされるのは、南イタリア産の高品質な大理石!とってもとっても美しく、天然素材らしく、一点一点表情が違うのも魅力です。直径1400mm高さ720mm、価格は¥532,000(別途TAX/2015年10月現在)。いまのところ展示はありませんが、販売は可能ですのでぜひ!

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こちらは限定で発表された、ベルベットのような最高の手触りのヌバックレザーを纏ったスワンチェア。ダスティローズとライムグリーンという2色展開で、世界中で限定300脚ずつという希少なモデルです(シリアルナンバープレート付!)。
デンマークのメアリー王妃をイメージして製作されただけあって、とても上品で、とてもエレガンス!本当に美しくて、いままでのスワンにはない気品があふれていました。この触り心地と優しい色合い・・・女性は絶対に大好きなはず!

こちら価格は¥550,000(別途TAX/2015年10月現在)。世界中で引き合いがあり限定数残りはほんとにほんとにあと僅か!!!欲しい方、お急ぎくださいね。

※完売致しました

番外編 ~フリッツ・ハンセンの家具でディナーをさらに美味しく~

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銀座にある「セントル・ザ・ベーカリー」。パンが有名なお店ですが、店内はフリッツ・ハンセンの家具と、同じくデンマークのルイス・ポールセンの照明で彩られています。

夜はパンはもちろん、ワインを楽しみながらしっかりとしたお肉も頂ける本格的なお店。料理がおいしいのはもちろんなのですが、その料理の質に見合った上質な家具で設えられた空間だからこそ、とても居心地良く、店の格もあがるというもの!

いやー、それにしても美味しかったです♪

 


 

このブログでは語りきれない、奥深いフリッツ・ハンセンの魅力!
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