こんにちは。スタッフ中村です。
先日、フリッツ・ハンセン社のお誘いを受け、デンマークに出張に行ってきました。
今回のレポートはフリッツ・ハンセン社の本社をご案内します。
コペンハーゲンの中心地から車でおよそ1時間。郊外のAllerødという自然に囲まれた地域に本社があります。
先ずはウェルカム・コーヒー。こういうところが良いですよね、見習いたいです。ちなみにこちらは、Miele(ミーレ)のドリップマシンです。
本社内。
キャビネットはほとんどUSMハラー。さすがです・・・・
写真左は社長デスク。社長室というものが無く、スタッフとも風通しを良くしているそうです。
工場内へ。
こちらは「NOW」「LEGACY」「CRAFT」「IDEA」という4つのセクションに分けて様々な展示がしてあります。
「NOW」
今年の新作。ハイメ・アジョンのダイニングチェア「SAMMEN(サメン)」とイージーチェア「FRI(フリ)」。
「LEGACY」
創業1872年。フリッツ・ハンセン社は家具製造会社としてスタートしました。
家庭の書斎用としてデザインされた木製チェアが始まりで、その後市庁舎・国会議事堂のチェア(これはまだ現役で使っています)を生産するなど、デンマークの重要施設を任されるメーカーに。
その後はハンス J. ウェグナー、アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアホルムら現在でもデザインアイコンとして愛され続けている名作から、ピエロ・リッソーニ、セシリエ・マンツ、キャスパ・ーサルトなど外部のデザイナーと組み、様々な商品を世に送り出しています。
「CRAFT」
こちらでは、セブンチェアなどの製造過程や、カラーサンプルなどが並びます。
奥は、熟練革張り職人ハンスさんの仕事場。実際にエッグチェアの革張り工程を見せて頂きましたが、もの凄い技術!ともの凄い手間暇かかっています!
「IDEA」
時期により様々な展示が変わるIDEAのセクション。現在はセブンチェアの新色とルイジアナ美術館のアートがコラボレーションした展示になっていました。
ここで色々インスピレーションを受けているそう。
隣接するこちらは組立や出荷などを行うエリア。
PK22の張り替えやリトルフレンドの組立工程などを拝見。
社員食堂。ビュッフェ形式です。
アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムが、自然からインスピレーションを受けて名作を生み出してきたエピソードは有名です。
森や自然に囲まれ、そこに居るだけでインスピレーションが刺激されるような感覚になる素晴らしい本社でした。